2月13日オンエア
by 松岡理恵
2月14日はバレンタインデー!今回はは大人の常識として知っておきたいチョコレートにまつわる環境問題に迫ります。
チョコの原料となるカカオは中南米で作られていますね。熱帯の植物カカオは、西アフリカに位置するガーナなど、途上国で多く生産しています。しかし、途上国では子どもが学校に行けずに働く児童労働や貧困、森林の減少など、さまざまな問題があります。
悲しいことにカカオを作るため森林が破壊されたり、安い賃金で子どもが働かされたりすることがあるんですね。それらの問題を解決する一つの方法として、フェアトレードやオーガニックなどの「人と環境にやさしいチョコレート」を選ぶことが注目されています。
フェアトレードの意味は公正な貿易。途上国の人々に公正な賃金や労働条件を保証した値段で商品を購入することです。ですから普通のチョコよりもお値段は高めです。本屋さんやコーヒーショップで、フェアトレードのチョコを販売している所がありますよね。
オーガニックは化学肥料や農薬を使用しない商品のこと。つまり自然を破壊しないように作られたチョコレートということですね。
チョコレートが抱える問題について考えるため、今月4日にはJICA地球ひろばで「チョコレート・サミット2012」が開かれました。Facebookやツイッター、ウェブサイトなどを活用して、チョコの情報を伝え合う運動をしている団体もあります。
チョコレートを食べる時には、チョコを作ることで生活している遠い国に住む皆さんを思い浮かべ感謝して頂きたいですね。