11月28日オンエア
by 松岡理恵
今年も残すところ1ヶ月あまり。あっという間に一年が終わってしまいそうですね。みなさんはもう年賀状の準備はすみましたか?
今回はエコな年賀状をご紹介します。年賀状で紙を使うこと自体がもったいない、という意見があるかもしれませんが、手書きのハガキには日本人ならではのあたたかい新年のあいさつをイメージさせますよね。
お互い忙しくて会えない相手でも年賀状の一言のやり取りだけで、つながる気がしませんか?毎年書くのは大変ですが、もらうのはとても楽しみです。皆さんはいかがでしょうか?
今回紹介するエコな年賀状は、日本郵政グループはが2007年から始めている「カーボンオフセット年賀」です。ヨーロッパを中心に急速に広がっている新しいCO2削減の考え方が「カーボンオフセット」。
「カーボンオフセット」とはクールビズや節電など省エネを実行した上で、それでもなお発生してしまうCO2を、木を植えることや森林保護を進めることで打ち消して、減らそうとするものです。
「省エネ」と「カーボンオフセット」の2つの方法をうまく用いることで、CO2の排出量を減らすことができるそうです。
「カーボンオフセット年賀」は1枚55円で販売されています。普通の年賀状に比べて5円高くなっていて、55円のうち5円が寄付金として環境事業に使われます。そして、普通のお年玉つき年賀ハガキにもなっています。
年賀状だけでなく、夏には暑中見舞い用のカーボンオフセットハガキもあり、リスナーの方で毎年利用されている方もいらっしゃるかもしれません。
日本郵便のホームページではカーボンオフセット年賀を何枚出すと、どれぐらい二酸化炭素を減らせるかを計算できます。
例えば1枚のハガキを買うことで、テレビをおよそ79時間見たときに生じるCO2を減らせ、50枚ならば灯油をおよそ58リットル消費したときに生じるCO2の量がなくなるそうです。